目次
今回ご協力いただいたのはこちらのお店！
酒場 浮雲 様
「写真に影ができてもったいない…」
というお悩みに応えます
サワーを注いだグラスの写真をもっと上手に撮りたい！撮り方を知りたい！という方へ、スマホで簡単にできる美しい写真の撮り方をお伝えします。今回はサワー編です。
果実酒やチューハイなども、この記事を読めば、グラスの撮り方に悩むことはもうありません。シチュエーション別で6つのコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 酒場 浮雲
- 住所
- HP
店長 有川氏
光を味方につけて撮ってみよう！
最初にスマホで簡単に綺麗な角度で撮影するコツとして、スマホのカメラの「グリッド」を使用すると良いです。
撮影前の準備として「グリッド」を使うために、まずは設定画面から説明します。「設定」を開いて、「カメラ」を選択します。
グリッドをONにし、カメラを起動させれば、カメラにグリッド線が入った状態で撮影がスタートできます。
設定が完了したら、撮影に入ります。サワーグラスを撮影をするときに、グラスが暗くて見えづらいことがあります。どれだけ美味しいサワーでも、暗い場所や光の当たり方次第で美味しさが伝わらない写真になってしまいます。そのため、まずは光の当たる場所を探します。
ここでの重要ポイントは、前から光を当てた場合、立体感がなく平面的な写真になりやすいため、立体感を出すために、グラスの後ろから光を当てることをおすすめします。グラスの輪郭が出て立体感を演出できます。
光が当たる場所にグラスを置いたら、少し離れます。離れたあとに、スマホのズーム機能を使って、2~3倍にズームします。
シャッターを押して完成です。透明感のある写真ができあがりました。もし光が当たりづらい場所で撮る場合は、グラスをタップして、太陽マークを上にスライドさせれば、透明感のある写真を撮ることができます。
上にスライドしすぎると、白すぎる写真になってしまうので程よい明るさに調整してくださいね。
料理とグラスのベストアングルを見つけよう！
料理とグラスを美味しく見せるために上から撮るアングルも良いのですが、光や影のコントロールが難しく、光のコントロールをするために三脚などが必要だったりと、スマホだけでは難しい撮影でもあります。そのため、もっと手軽にベストアングルを見つける撮影方法をお伝えします。
まずは光の当たる場所に料理とグラスを置き、少し離れます。少し離れたらカメラをナナメ45度にします。人が食べ物や飲み物を見るときの角度がナナメ45度のため、一番自然に見える角度になっています。カメラの角度が決まったら、2〜3倍ズームにします。
最後に暖色系のフィルターを使いましょう。おすすめのフィルターは「ビビッド(暖かい)」です。
最後にシャッターを押して完了です。料理の美しさを保ちつつ、グラスも綺麗なベストアングルの出来上がりです。
プロが見ている視点を真似しよう！
何も考えず料理とグラスをセットに撮影する場合、どうしてもバランスが悪い写真になってしまいやすいです。そこで、今回はプロの視点を真似して撮影するだけでバランスがよく美しく見える写真に仕上げていきます。まずは、被写体から撮影するスマホを離します。
テーブルの端を活用して美しく撮るために、グリッド線を見ながらテーブルの端を左右対象になるように中央に揃えます。中央に揃えることを確認したら、グラスとお皿を少しだけテーブルの端に移動させます。 そこから、2〜3倍のカメラズームをして、暖色系のフィルターを設定します。
ピントを固定したい場所で長押しすると、「AE/AFロック」という画面が出てきます。 手ブレのピントずれが防げるため、ピントを固定しておくのがおすすめです。
「AE/AFロック」が完了したら、ピントの右側に出てくる明るさ設定(太陽マーク)を少し上にスライドさせれば、完了です。綺麗な構図の写真が出来上がりました。
料理が主役・グラスが脇役の写真を撮ろう！
料理を主役に見せながら、グラスのお店ロゴなども入れたい時に活用できる撮影方法です。 まずは、料理を目立たせるために、カメラの手前に料理を置きます。グラスは奥に置きます。このように配置をすることで、ごちゃごちゃした写真になることを防ぎます。料理やグラスなど、色々な被写体が入ると全体的にごちゃごちゃした写真に見えやすいですが、写真の被写体の上の部分が三角形の角になるようにすることで、全体的にまとまりのある写真に見せることができます。
そのため、背の高いものは後ろへ、料理などの背の低いものは手前に置くことをおすすめします。
配置が完了したら、少し離れて、2〜3倍のズームカメラにします。今回は、料理にピントを合わせて長押しし、「AE/AFロック」をします。最後に、暖色系のフィルターを入れます。
フィルターの設定が完了したら、シャッターボタンを押します。料理を主役に際立たせながら、グラスもさりげなくアピールできる写真の完成です。 その他にも、いくつかの被写体をまぜて撮影する場合は背の高いものを後ろに置いて撮影してみてください。
一緒にかんぱ〜い写真を撮ろう！
乾杯写真をもっと可愛く撮る方法についてご紹介します。一般的な乾杯写真では、相手の服の色などによってグラスが目立ちにくくなったり、光と影のコントロールが難しかったりします。
もっと可愛く撮るために、まず背景を壁にします。背景にする壁が決まったら、グラスを寄せて乾杯ポーズをとりましょう。
この時に、グリッド線の4つの交点にグラスが収まるように調整します。
グリッド線でバランスを合わせたらシャッターボタンを押して完成です。とっても簡単でシンプルなのに、より乾杯写真が可愛くみえます。
フルーツと一緒に写真を撮ろう！
フルーツの入ったサワーをもっと美味しく、ゴージャスに見せるための撮影方法です。もっと美味しそうに見せるために、サワーにあうフルーツを用意します。このフルーツをグラスの近くに置くことで、写真に新鮮さを出すことができます。(フルーツを水に濡らして水滴を演出するとさらに新鮮さがアップします。)
フルーツはグラスの少し手前に置きましょう。カメラを離して、2〜3倍のズームカメラにします。
暖色系のフィルターを入れ、グラスのロゴ部分を長押しタップをして「AE/AFロック」でフォーカス部分をロックします。
フォーカスロックをしたらシャッターを押して完成です。明るさを調整すると、さらに映え写真になります。
まとめ
現代のスマホのカメラ性能は高く、どんな場所でも工夫一つで簡単に美しい写真を撮ることができます。
手ブレやピントをロックしておきたい時は、長押しタップで起動する「AE/AFロック」を使うことが大事です。
サワーをもっと美味しく見せたいと思っている方や、料理と合わせて飲み物も魅力的に見せたいと思っている方は是非一度実施してみてください。
撮影テクニックを教えてくれたカメラマンはこちら！
だみさん
高校生からカメラを始め、ストリート写真、風景写真、ポートレートをメインに活動。
SNS で発信し、総フォロワーは 10000 人を超え、様々な写真表現や色表現を独自で勉強し現在では、ディレクター、プロデューサー、映像カメラマンと活動の幅を広げている。
